【施工者が解説】乾太くんの設置費用はどのぐらいかかる？

リンナイ（株）のガス衣類乾燥機「乾太くん」はどのぐらいの設置費用で取り付けが出来るのか？

ここでは設置費用について実際に施工している私が実例を元に紹介させて頂きます。

これから紹介する費用はあくまでも目安です。設置状況に異なったり、設置業者によって金額は変わります。紹介する金額は業界としては安い方だと思っておいた方がいいです。

設置費用

設置費用については主に下記が設置に関わる費用となります。

標準設置据え付け費用
ダクト配管（穴あけ）
ガス配管費用（LPガスの場合）
消耗品、諸経費等

標準設置据え付け費用とは？

一般的には乾太くん専用台を設置して洗濯機の上に取り付けるケースが多いです。専用台の組み立てと乾太くんを据え置き設置する費用になります。金額は約１5,000円程になります。

※洗濯機下に洗濯パンなどがある場合は加工が必要だったり、据え付けに手間がかかる場合があります。その際は金額が変わる場合があります。通常２人での据え付けとなるので約15,000円～約25,000円程予想しておけばいいと思います。

ダクト配管（穴あけ）

こちらは屋内設置の場合に必ず必要な排湿管を室内側と外壁側に穴を空けて開通させる工事です。事前に業者さんには穴の空ける位置等は打ち合わせをしておく事をおすすめします。理由として、筋替えや鉄骨、などに干渉してしまうと穴を空け直す事になってしまうからです。自宅の図面等を準備しておくとスムーズです。

ダクト配管の費用は約15,000円～約20,000円になります。

ガス配管費用と元栓（コック）

ガス配管費用はほとんどのガス屋さんは配管費用を契約書として処理してくれ、初期費用がかからないケースが多いです。しかし、契約書を交わす必要があり契約期間内に他社に変更などをすると残存費用を請求されるケースが多いです。

これが嫌な方は最初に配管材料、施工費用を見積りに入れてもらうといいと思います。こちらの費用は配管経路の長さによって材料費が異なります。参考に約5m～6ｍ以内で3万円以内での施工が可能です。また、専用のガス元栓を取り付ける費用があるので事前に取り付け場所を決めておくといいです。

消耗品、諸経費等

約半日程度で施工が完了します。ドリルや工具の消耗品と諸経費が約5,000円～約10,000円程かかります。

会社によっては設置費用等に含まれている場合もあります。

設置費用の合計

標準設置据え付け費用　15,000円
ダクト配管（穴あけ）　15,000円
ガス配管費用（LPガスの場合）30,000円
消耗品、諸経費等　5,000円
合計　65,000円

あくまでも概算になりますが、約65,000円程設置費用としてかかる可能性があります。しかし、ガス配管費用を契約書にて締結した場合は約30,000円程安く済むので約35,000円程で済みます。

施工時間も約半日で終わるので大がかりな工事ではありません。

設置注意する点

外壁側の排気出口部分のベントキャップは必ず変成シリコンなどをやってある事を確認し、設置の高さは洗濯機の蓋が干渉しないギリギリの高さに調整してもらい設置をしてもらうといいです。

言わないとやってくれない業者さんもいるのでポイントとしておさえておいて下さい。

また、専用台を使用した場合転倒防止のチェーンフックは石膏ボードには無意味なので下地がある場所や木材等にしっかりネジが固定してある事を確認しておきましょう。

ダクト配管の接続部分の周りにはしっかりとアルミテープが巻かれている事を確認し室内への排気漏れが無いようにしましょう。カビを発生させる原因になります。

注意点としては以上です。

是非、参考にして頂けると嬉しいです。その他施工に関する事がお困りの方は是非メール等でお問い合わせください。